はあとふるあたごグループホーム新津

ある日の1階

夕食の準備中、普段台所に来ない男性のお客様が台所へ。

みなさんならなんてお声掛けしますか？

「もう少し待っててください」

「危ないですよ」

いろいろあるかと思いますが、私たちは

「ちょうど良いところに！味見してもらっても良いですか？」

そう声を掛けました。

お料理は毎日しないかもしれない。

でも、お味噌汁は毎日飲んでいます。いわば味噌汁の味見はプロ級です。

「良いじゃないですか」

「おいしいです」

この二言に職員一同心のなかでガッツポーズ！！！！！！

以前はご飯作りに参加していたということもありますが、

最近やらないから、というこちらの思い込みや勝手な判断で

遠ざけることは決してしません。むしろ以前のように巻き込んでいきます。

食事介助が必要なお客様の箸を手に取り…

どうするのかな、とりあえず見守ります。

すると、

「まだ食べるかね」

うどんを取り口元へ。

みなさまはこの時どうしますか？

お客様同士の食事介助なんて危ない！

間に入って代わるべきだ！

さまざまな意見があるかと思いますが、

1階の職員はこの時どうしたのかというと

「ありがとうー！！」と感謝を伝えつつ、

嬉しくて嬉しすぎて写真をたくさん撮ってました！！

そしてこの笑顔！

お客様の笑顔は何度も見て来ていますが、

こんなに口角があがり目元の緩んだ満面の笑みってなかなか見られないんです。

職員も嬉しくてお客様と一緒ににっこにこでした。

正解がない中でみんなで生活しているからこそ、

お客様のやりたいこと、進んで行っていることを制止しない。

むしろ一緒にやる！食事作りも介助も一緒に！

そんなユニットになってきているなぁ　と嬉しく感じる鈴木でした。

鈴木