はあとふるあたごデイサービスセンターさかえ
三条市では、
「居宅介護支援」「デイサービス」「グループホーム」「福祉用具」の4つのサービスを提供しています。
このページでは、「デイサービス」についてご紹介します。
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認知症ミニ知識 「体が汚れているのに入浴をいやがる?」
高齢になることや認知機能が低下してくると、以外に皆さんが思っているより、入浴動作は手順が複雑で負担が大きく、疲れる日常生活の動作の1つなのです。
※上の写真は、今回のブログ用の参考写真となります。当デイサービスセンターでの誘い方ではありません。
【入浴を嫌がる理由?】
ー本人の症状からの視点ー
・着替えが苦手になる症状(着衣失行)
・手順や段取りをこなすことが苦手になる症状(実行機能障害)
・シャンプーとリンス、ボディーソープを使い分けなくてはいけなく混乱しやすい環境
など、お風呂場は、以外にも複雑な動作があり、混乱しやすい環境なのです。
ー本人の心情からの視点ー
・そもそも入浴することが面倒だ
・周囲はよくても、家族や職員から介助をしてもらうのも、申し訳ないという心情もある。
・体(心臓がなんぎー、歩くのが大変だなど)の不調
・外出する機会が少ない
・汗はかいていない
・お風呂は夜入るものだ
・裸を見られたくない
・苦手、できないことを見られたくない
【対応のポイント】
・入浴しないからといって、不潔・汚い・くさいなどと言ったり、それらの理由で誘ってはいけない
→逆効果となり、不信感につながる恐れがあるので、控えたほうがよい
・入浴することに対してハードルが高い場合は、足湯や清拭などの行為を行う
・入浴後、爽快感などの感想が聞かれた際は、「さっぱりして良かったですね」などと気持ちの良かったこと
を強調することに努める
【入浴する際の誘いのポイント】
・いきなり「お風呂へ入りましょう」と声をかけないようにする。
・その方の状態にあった誘い方を考えてみる。(誘い水作業を考える)
※誘い水作業とは、さりげなく隣で得意な活動、興味を持ちそうな活動(声掛け、納得のいく言葉:例として、肌の様子を見させてほしい、肌をきれいにして薬をつけましょうなど)を周囲が行い、主体的に行動を起こすこと
・声掛けをし、拒否があった際は、率直に理由を聞いてみたり(漠然と聞く以外に具体的な理由となりそうなことを聞くなど)を試みてみる。
などを関わる方全体で、考えてみることが大切であると思います。
認知機能が低下した方などへの、関わりの参考になれば幸いです。