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認知症ミニ知識 「夫(または妻)が浮気していると疑う?」

認知症の周辺症状の1つである、妄想(嫉妬妄想などの被害妄想)についてです。

「嫉妬妄想」は、夫や妻が浮気をしていると信じ込む妄想をいいます。

【 例 】

買い物に出かけた夫の帰りがいつもより遅く、その理由を考えているうちにヘルパー(女性)と夫(妻)が仲よく話をしていたことをふと思い出し、そのヘルパーと夫が浮気をしているのではないかと疑ってしまう。

【例のようになる理由や背景(本人の考え)】

・夫(妻)の不在の理由を懸命に考え、夫の不在というその際の「認識(わかること)」と女性のヘルパーが出入りしているという「知識(体験として知っている)」を懸命に考えてしまった結果、誤解や曖昧な思考の中で、最もらしい自身の納得という思考の中で、妄想にいたってしまったことが考えられます。

・認知機能(身体機能も含め)の低下が進むと、自分のできることが少なくなってきます。それにより、「自分は無価値なのではないか」「いつか見捨てられるのではないか」といった不安、無力感、焦りを抱いてしまう可能性があります。

※発生する時期としては、定年退職後に多く見られるかもしれません。

【嫉妬妄想を防ぐには…】

・外出の際は不在の時間や帰りの連絡をしっかり伝え、本人が不安にならないように気遣う

場合によっては、置手紙を書いていくなども行うようにする。

ふだんから夫婦(家族など)の会話をとるように心がけ「まだまだあなたが必要なの」と愛情や感謝を伝えるようにする。

 

妄想には、物盗られ妄想、被害妄想など様々なものがありますが、我々の考えを押し付けるような会話や説得ではなく、妄想を抱いてしまう方が納得や安心するような環境を整えること、事前に周囲が知識を身に着け接していく社会にしていくことが大切であると考えます。

年を重ねることで、誰もが認知機能だけでなく、身体機能も落ちてくる中で、世の中の方が安心して年を重ね、よりよい生活が送れるような社会となるようにしていきたいものです。

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