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認知症ミニ知識 「失敗を認めず人のせいにする?」

認知症になると、ありもしない作り話をする「作話」と呼ばれる症状が見られることがあります。

介護する側から見ると「うそをついている」ように見えますが、そうではありません。

アルツハイマー型認知症では、

一次記憶を保持する「海馬」という部位が障害を受けます。それにより、物事を覚えたり、記憶を保持したりすることが苦手・困難になります。

 

【 例 】失禁(尿や便など)してしまった…

<ご本人側の精神面として>

トイレの失敗した記憶がなく、「自分がトイレで失敗することはない」と思っている。

👉床やズボンが濡れている原因を考え、もっともらしい、いいわけを考え、つじつまを合わせたり、その場を取り繕ってしまう。(視覚や排尿感覚が乏しく分からない、理解できないことも考えられる)

<介護者側として>

・あー床、ズボンが汚れたじゃない!なにをしているの!だから早くいけば良かったじゃない!と思う。

【対応のポイント】

・本人としては、懸命に考えて足りない情報を補い、自尊心を守ろうとしている。そのため、まずは「そうなんだね」と共感の姿勢で受け止めるようにする。

・本当のことをいって説明したり、説得したりするのではなく、ご本人が納得するような話に誘導する

・「私がそこに濡れたままの物を置いていたかもしれないなどと、トイレの話題から話をそらし、ご本人が納得するような話に誘導することで、落ち着いてもらえる可能性もある。

 

今後、誰もが認知機能が低下するとも限りません。認知機能が低下された方々の思いを周囲がくみとり、安心して年を重ねられる社会になることを願います。

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