体は覚えている。
最近お客様のお一人が時間を見つけると行っていることがあります。
そう、編み物です。職員は物品の準備だけさせてもらい
それ以降はご本人様の気分などにお任せしたのですが、
ふと見るとすごく真剣に編み始められていました。
それもものすごい速さで(゜O゜)!!
「さすがですね!」と職員が一言伝えると
満面の笑みで「なーに言ってんだて!!!」
と言われてしまいました。汗
何ができるかは楽しみに、そしてのんびり待たせていただこうと思います。
よく、”認知症の人はなにもできない”と思われる方がいます。
確かに出来なくなってきていることも多くあるのは事実です。
ですが、出来ないわけではないのです。他の人より少し
人の手が必要な部分が多くなっているだけなのです。
たとえば今回の編み物。
物品の準備と声掛けがあればあとはご本人様の力で
編むことができましたよね?
認知症ケアは出来ない部分に気づき、出来るためにどのような
手助けが必要なのかを考え、実行することに今後も努めてまいります。