- TOP
- 事業所一覧
- はあとふるあたご水原
- はあとふるあたご水原のブログ
8/17オレンジカフェ開催しました!!
8月17日に、介護者の方や、ご高齢の方、地域の皆様を対象にしたオレンジカフェを開催しました。
今回の内容は、阿賀野市内にある
『かねこ歯科医院 金子先生』によるお話と『かえつ在宅歯科医療連携室 歯科衛生士の柳さん』よりお話を聞くことができました(^^)/
講演内容がとても素晴らしかったので、簡単ではありましたが、まとめさせていただきました!
☆高齢者のお口には問題がいっぱい??
1)自浄作用の低下
これは、唾液の力でお口の中の汚れや細菌を洗い流し、清潔に保つ機能が低下していることを言います。この自浄作用が低下すると虫歯や歯周病といったことにつながるので、なるべく唾液がでるよう予防することが大事です!!
2)入れ歯の清掃不良と口腔カンジダ症
入れ歯をはずして磨かない場合、歯肉に触れている部分に食べカスや歯垢が増え、カンジダ菌(カビの仲間)は特に入れ歯を好んで集まるので、これが付着した不潔な入れ歯を毎日装着していることで、口腔粘膜が炎症を起こします。
3)入れ歯の不適合と褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)
合わない入れ歯をそのまま使用していると、お口の中の粘膜が擦れて、傷がつき潰瘍になってしまう場合がありますので、介護者は入れ歯を清掃する時に、はずした口の中の観察も行うことが大切です。
4)口腔乾燥
唾液の分泌量が減少することで、口腔内が乾きやすくなります。そのため、舌の動きが悪くなったり、食べ物を上手に噛んだり、飲み込んだりしにくくなります。
上記の4つが原因で、歯の欠損や入れ歯による咀嚼能力の低下、唾液量の減少、飲み込みに関する筋力の低下などが起こり、『摂食・嚥下障害』に繋がります。
☆『接触・嚥下障害』とは、⓵噛めない、食べ物を口からこぼす ⓶食べ物がなかなか呑み込めない ⓷むせる ⓸誤嚥する などいった障害に繋がり、食欲の減退から体力の減少へと繋がったり、誤嚥性肺炎の原因となったりすることに繋がります。
また、虫歯菌などが血液を通ると、全身に行き、全身疾患(心疾患、糖尿病、リウマチ、早産・低体重児出)の原因となる可能性もあるため、出来ることから予防し、 『80歳で20本の歯』を残せるよう目指していきたいです!!
その他にも、食べ物を飲み込むのに必要な『舌の動き』や、噛むのに必要な『咀嚼力』、『姿勢』といったいろいろな機能低下を予防することもとっても大事となります。
皆様がこれからも元気で過ごせるよう、毎日のお口のケアから始めていきたいですね(^^)/
当日のご様子です(=゚ω゚)ノ
皆様、お口の問題やケアについて真剣に学んでおられました!!
お忙しいところ来ていただいた、金子先生、歯科衛生士の柳さんやかえつ在宅歯科医療連携室の皆様、本当にありがとうございました!